プロフィールにも書いているのですが、エッセンシャルオイルを使っていると、つくづく西洋と東洋は真逆なのだなと思ってしまいます。
ものの考え方や、自然観、狩猟民族と農耕民族
そのよな方向性では一概に論じられないかも知れませんが、
全く逆の発想、文化でできているように感じます。
そういえば、文字を書く方向も逆だし。
そういう視点でエッセンシャルオイルを見てみると、これまた真逆。
自然の草木を治療に当てるという視点は同じなのですが、その適用方法が逆なんですね。
それは体質が違うから、当然のことといえば当然なのですけどね。
「陰・陽」というモノサシで見てみたいと思います。
宇宙が始まったころ、混沌とした中で、軽い気が上に登って天を作り、重い気が下に沈んで地を作り、その中で萬物が栄えているわけです。
(ザックリとした中国の思想ですが)
陰の性質を持ったものは・・ 軽く、広がりやすく、暗く、冷たく、発散、青、紫、油、タバコ、砂糖
一方、陽の性質を持ったものは・・ かたく、熱く、明るく、締まる、まとまる、赤、
大雑把で簡単な解釈ですが、陰陽はそういう感じだと思ってください。
さて、
自然の草木で治療する場合、
東洋ではその草木に火を加えて詰て、煮たものをらに煮詰めて薬としたわけです。
漢方がそうですね。
これでもかというくらいに火と熱を加えて、「陽」の気を加えているわけです。
蒸気はそのまま排気して捨てます。
一方、
西洋では、同じ草木に火を加えて煮るところまでは同じなんですが、彼らは熱を加えることで逃げて発散して揮発してゆく蒸気を集めた。
その非常に陰性の強いものを集めて薬としたわけです。
それがエッセンシャルオイル。
煮詰めた汁は捨てました。
原料は同じでも、全く真逆の方法で、薬が出来上がったわけです。
さて、もう一つの視点
陰と陽は引きあう性質があります。
男女が惹かれあうのもその性質の一つと考えていいでしょう。
陽性のものには、陰性のものが良く、
陰性のものには、陽性のものが良いわけです。
一般的に西洋人は肉食が多いので体質的には陽性に傾いていると言われています。
一方、日本人などは長い間草食の傾向があったため、体質的には、陰性の性質が強いと言われています。
ということで、
漢方、エッセンシャルオイル
と
西洋人、日本人
どういう組み合わせが良いかというと・・・
漢方(陽性)と、日本人(陰性)
エッセンシャルオイル(陰性)と西洋人(陽性)
この組み合わせが、ぴったりハマるわけですね。
よく出来たもので、西洋の人も東洋の人も、自分たちにあう薬の抽出方法で薬を作っていたというわけですね。
さてさて、
ここではたと困っちゃいましたね?
あなたはアロマ使っていますか?
あなたは西洋人並の体格・体質ですか?
私が思うに、アロマオイルは冷えます。
極陰性の抽出物ですからね。
この冬の時期は特にかも知れませんが、オイルを手に塗ると、スースー、冷え冷えとします。
特にペーパーミントなんかチョー極陰性
いつまでも氷水に浸けている感じがします ドクロ
肉をガツガツ食べて、基礎体力も牛並みに強くて、獣みたいな西洋人は、エッセンシャルオイルを頭からかぶっても平気なのかもしれません
(例えが悪いですが、悪く言っているつもりはないのですよ)
でも、華奢な日本人には、オイルはあわない人が多いのではないかと思っています。
肉食系女子は別としてですね(汗)。
特に虚弱体質の方は、体調を崩す可能性が大だと思いますので、用い方には十分気を付けられたほうがよいと思います。
上手く使えば、役にたつものだと思いますが。
そんなわけで、陰陽という観点から見てみると、エッセンシャルオイルは、日本人には難しいかなと思っているわけです。
そこのところが、いま一つ熱心になれない点ですね(汗)。 叫び
そうそう、夏なら、季節的に大丈夫だと思いますよ。
何でも使い方次第ということで、
日本人にあうエッセンシャルオイルの使い方を、お伝え出来ればと思います。
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