ドテラ社のアロマタッチテクニックは、エッセンシャルオイルやトリートメントの専門的な知識を持たない人でも、誰もが身近な人へのケアを行えるように考えられたテクニックです。
エッセンシャルオイルの持つ香りの特性や、相手に直接タッチすることで伝わる癒しの力、そして相手を思いやる気持ちと相まって素晴らしい結果をもたらしてくれます。
アロマタッチは単なるトリートメント法ではなくて、心がつながることで得られる安心感やリラックス効果が最大の魅力です。
ぜひ習得されて、ご家族や大切な方へのケアにお役立てください。
アロマタッチ講習会について
ドテラのアロマタッチの講習会は、全国で行われています。
講習会は、大きく2つのタイプに分かれます。
- 一般の講習会
- doTERRA社認定トレーナーによる講習会
一般の講習会
一般の講習会は、アロマタッチを受けられた方々が、他の方をケアするために行っているローカルな講習会です。
専門的な知識を持たない人でも、誰もが行えるように考えられたテクニックなため、細かい点で若干違ってくる可能性もあります。
ただ、厳格に考えなくても、アロマタッチの考案者であるヒル博士は、いつかの講演会で「アロマタッチは使うエッセンシャルオイルと、その順番を間違わなければ大丈夫」と言われていました。
もっとも別の時には「順番や動作が多少違っていても有効に働く」とのことですので、一番大切なのは施術する側の気持ちなんだろうなと思います。
そういえば余談ですが、スパインセラピーのボイドトゥルーマンさんのセラピーでは、ホント適当に塗りたくっていた記憶があります(汗)
それくらい適当でも効果があるということだと思います。
ただ、セミナー等でアロマタッチの施術法を「指導」することができるのは、ドテラ社より認定されたトレーナーのみなので注意してくださいね。
厳密なアロマタッチの方法を希望されるのであれば、doTERRA社認定トレーナーによる講習会を受けられることをお勧めします。
あるいは、doTERRA社の「トレーニングコース」を直接受けられるといいでしょう。
doTERRA社認定トレーナーによる講習会
doTERRA社認定トレーナーによる講習会も良く開かれています。
doTERRA社認定トレーナーによる講習会では、受講後、既定の課題を終わらせられた方に、doterra社より受講証明証が授与されます。
一般講習会とドテラ社認定講習会の違い
一般の講習会 | 認定トレーナーによる講習会 | |
内容 | 主催者により違う | ドテラ社の規定に従った内容になります ・理論 ・オイルについて ・実習 |
料金 | 主催者により違う | 15,000円 アロマタッチキット代、テキスト代が含まれます。 |
時間 | 主催者により違う | だいたい5-6時間で行われます |
参加人数 | 主催者により違う | 3名1セットとして受講 「施術する」「施術される」「観察する」の3役をローテーションで行います。 |
募集 | 主催者facebook,HP | 主催者facebook,HP、 ドテラ公式サイトアロマタッチカレンダーで募集 |
終了証 | なし、または主催者オリジナル | ドテラ社より受講証明証が授与されます。 受講後、既定の課題を終わらせることが条件 |
doTERRA社認定トレーナーによる講習会は、doTERRA社が認定したトレーナーが行うものです。
現在doTERRA社認定トレーナーは57名登録されています。
チデスター 悦子(アメリカ)、千原ミサ(愛知県)、藤尾香(神奈川県)、藤原千穂(茨城県)、伊藤千春(宮崎県)、木村良子(東京都)、吉良未瑛(東京都)、桐山健太(埼玉県)、小林朝子(東京都)、小出美知代(東京都)、小池美喜子(千葉県)、レイトン美智恵(アメリカ)、松本みき(アメリカ)、松本光代(東京都)、松嶋輝美(宮崎県)、松山 祥子(福岡県)、中神由加里(宮崎県)、中田 はるみ(大阪府)、中田 ハワード(アメリカ)、西水智加子(大分県)、登 寿美子(千葉県)、野田彩加(熊本県)、野口 美幸(千葉県)、野宮光子(神奈県)、野邑貴三子(東京都)、小川 リヨ(福岡県)、太田真理子(長野県)、奥村宗弘(東京都)、奥山恵美子(山形県)、斉藤美代香(東京都)、笹本美沙(東京都)、シュート裕子(兵庫県)、高橋 広江(長崎県)、高橋 幸美(新潟県)、高久陽子(東京都)、竹田秀光(埼玉県)、武川千絵子(岩手県)、竹下育子(愛知県)、田中宏弥(大分県)、田中直子(福岡県)、内田史佳(大分県)、山口みどり(千葉県)、山下美樹(東京都)、山崎博子(東京都)、柳原いづみ(東京都)、吉本史実子(東京都)、吉村美保(福岡県)、吉村康徳(福岡県)、吉冨厚子(東京都)
ひとまずアロマタッチを習って、家族にやってあげたいという方は、お近くの会員が行っている講習会に参加されるといいでしょう。
また、自分のサロンなどでメニューの一つにアロマタッチを加えたい場合は、認定トレーナーから受講されて認定証をもらってください。
講習会スケジュール
毎週どこかでアロマタッチ講習会は開催されているので、紹介者の方に聞かれるか、上記アロマタッチカレンダーを見られて参加されてください。
アロマタッチ テクニックは、家族や友人等個人間での使用を前提としたもので、営利行為での使用は想定していません。営利または個人使用の範囲を越える目的で使用する場合は、各種法令に従い、自己責任で行ってください。
アロマタッチテクニックについて
アロマタッチとは
ドテラの最高医療責任者のディビッド・ヒル博士(ドクター・ヒル)により開発された、エッセンシャルオイルの知識や、トリートメントの具法などを知らなくても、誰でもが簡単にケアできるように、誰もがエッセンシャロいるの恩恵を受けることができるように考案された、アロマテラピーとタッチングテラピーを統合させたテクニックです。
ただ、実際には手順や技法の決まりが多くあるのですが、それよりも、心を込めてタッチすることが重要視されています。
アロマタッチは、高品質な8本のオイルと、効果的な手順と動作により構成された、シンプルでわかりやすいタッチングテクニックでです。
アロマタッチテクニックの4つの作用
- ストレス・マネージメント
- 免疫力サポート
- 炎症反応の鎮静
- 恒常性の正常化
8本のオイルの働き
アロマタッチテクニックでは、CPTGグレードのエッセンシャルオイルを8本使用します。
8種類のエッセンシャルオイルを、順に背中(脊髄に沿って)に塗布し動作を加えることで効果的に吸収させることにより、4つの作用を及ぼします。
ストレス・マネージメント
アースリズム(ブレンドオイル)
ココナッツオイル、スプルース、ホーウッド、フランキンセンス、ジャーマンカモミール、ブルータンジー
アロマタッチテクニックの最初に使うオイル
穏やかで落ち着いた香りで、施術する人と受ける人が深くつながることができます。
ラベンダー
心と体を落ち着かせてくれる、安らぎと鎮静のオイル
リラックスしたいときに使います。
免疫力サポート
ティートリー
90種類以上の成分が含まれていて、特に肌を浄化し、再生をサポートする性質を持っています。
オーストラリアの原住民のアボリジニの人々は、太古からティートリーの葉の恩恵を受けてきました。
オンガード(ブレンドオイル)
オレンジ、クローブ、シナモンバーク、ユーカリプタス、ローズマリー
環境や季節の変化に負けない。健やかな日々をサポートします。
健全な免疫起毛をサポートします。
炎症反応の鎮静
アロマタッチ(ブレンドオイル)
サイプレス、マジョラム、ペパーミント、バジル、グレープフルーツ、ラベンダー
筋肉をリラックスさせ緊張をほぐし、癒やしとリラックス感を与えてくれます。
健やかな身体づくりを広範囲にわたってサポートします。
ディープブルー(ブレンドオイル)
ウィンターグリーン、カンファー、ペパーミント、イランイラン、ヘリクリサム、ブルータンジー、ジャーマンカモミール、オスマンタスエキス
筋肉や関節の痛みをサポート
激しい運動後のセルフケアに最適です。
恒常性の正常化
オレンジ
温かみのあるオレンジの香りは、エネルギーや活力、元気を与えてくれます。
ペパーミント
メントールが多く含まれているため、清涼感のある香りで気分をスッキリとさせてくれます。
クールダウンやリフレッシュに最適です。
アロマタッチの動作と手順
アロマタッチテクニックは、8本のエッセンシャルオイルを、脊椎(仙骨の上部から胸椎の上部)に順に塗布し、一定の動作で全体に広げる感じで体の奥深くまで吸収させていきます。
STEP1
使用するオイル:アースリズム
動作:
・パームサークル
・広げた手を仙骨と後頭部におく
パームサークル:相手の心臓付近を両手で覆い、滑らかに3回ゆっくりと時計回りに回します。その後、心臓付近に手を置いてしばらくそのままで30秒ほど置きます。その後、左手を後頭部、右手を仙骨にスライドさせて、しばらくそのままにします。
STEP2
使用するオイル:ラベンダー
動作:
・パームスライド
・ファイブゾーン・アクティベーション
・耳のストレスケア
パームスライド:施術者の立っている位置と反対側の体側を、やさしく圧力をかけながら背骨から脇に向けてスライドさせてゆきます。仙骨底から始めて、後頭部の中ほどまで進めてゆきます。3回繰り返します。
終わったら、反対側に移動して、同じように3回繰り返します。いづおするときも、相手と必ず接していることがポイントです。
STEP3
使用するオイル:ティートリー
動作:
・パームスライド
・ファイブゾーン・アクティベーション
ファイブゾーン・アクティベーション:
相手の頭上に位置して、両手を栓骨底に伸ばします。そのまま脊椎に沿って、やさしく圧力をかけながら仙骨からから頭の先までスライドさせます。
両手を栓骨底に伸ばします。そのまま脊椎の外側のゾーンに沿って、やさしく圧力をかけながら仙骨からから頭の先までスライドさせます。これをゾーン5まで5回繰り返します。
STEP4
使用するオイル:オンガード
動作:
・パームスライド
・ファイブゾーン・アクティベーション
・サムウォーク
サムウォーク:
脊椎のくぼみと、両側にある筋肉の間を、握手の親指は時計回り、左手の親指は反時計回りに、交互に動かしてゆきます。仙骨底から始めて、頭蓋底ほどまで進めてゆきます。3回繰り返します。
STEP5
使用するオイル:アロマタッチ
動作:
・パームスライド
・ファイブゾーン・アクティベーション
・サムウォーク
STEP6
使用するオイル:ディープブルー
動作:
・パームスライド
・ファイブゾーン・アクティベーション
・サムウォーク
STEP7
使用するオイル:オレンジ、ペパーミント(足のケア)
動作:
・エリアタッチ
・ピンポイントゾーン・アクティベーション
・ファイブソーン・タッチ
STEP8
使用するオイル:オレンジ、ペパーミント
動作:
・パームスライド
・パームサークル
STEP9
動作:リンパケア
リンパケア
相手の足側に立って、両手で両足をしたから支えるように、少し持ち上げます。
持ち上げたまま、足を上下に動かして、相手の体を上下に揺らします。
15-30秒続けて、一息入れて3回ほど繰り返します。
アロマタッチの効能
アロマタッチやハンドトリートメントがいいのは、アロマと媒介にして、相手とスキンシップが取れることです。
特に家族に対しては、通常ではなかなかスキンシップすることがありませんが、アロマを口実に、相手にタッチできる効果は素晴らしいものがあります。
自分の両親や、大きくなった子供に触れることは日常の中ではありませんよね。
でも直接触れることの大切さは、口に出せないけど、触れているだけで伝わるものがあるはずです。
手でも足でもいいので、アロマを口実に、ご家族にタッチしてあげてくださいね。
よく言われることですが、アロマタッチはされる方よりも、施術する側が癒されるんです。
至福の時間が持てたときが、素晴らしい癒しの効果が発揮できたのだと思います。
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