腸内環境を整えることは、消化吸収としての役割をただすこともありますが、最近の研究では免疫と非常に大きく関係していることがわかってきていますね。
小腸は免疫の中枢と言ってもいいのかもしれません。
腸は第二の脳と言われるくらい感情をコントロールしたりホルモン系にもかかわっているようです。
その小腸の役割を大きく担っているのが「腸内細菌」です。
腸内細菌は、小腸、大腸の腸内細菌を合わせると、人の細胞の数よりも多いと言われていて、人は外から取り入れた細菌類の働きで生きているといっても過言ではないかもしれません。
ドテラは、腸内環境を整えるためのサプリメントも出していて、それがPBアシストです。
今回、日本国内(OTG製品)として限定発売されたので、ご紹介しますね。
PBアシスト
乳酸菌が3種類、ビフィズス菌が3種類 60億個の生菌
PBアシストは、腸内に有用となる乳酸菌やビフィズス菌を届けて、腸内環境をよくしてゆこうということなのです。
PBアシストに含まれているのは、乳酸菌が3種類、ビフィズス菌が3種類で、全部で60億個の生菌が含まれていて、これらを生きたまま小腸まで届けるための工夫がなされているんです。
乳酸菌は、生きていなくても有用だという説もあるのですが、なんとなく生きたまま届くと効き目がありそうな感じですよね。
でも、胃酸が何のためにあるのかと言うと、外部からの異物を完全に殺菌するためにあるわけで、いくら有用とはいえ、外部から取り入れた細菌類が小腸まで届いてしまっては、本来はいけないことなんですよね。
まぁ、それはいいとして・・・
PBアシストに含まれている菌類の種類は、以下の菌たちです。
分類 | 学名 | 通称 | 種類 | 補足 |
乳酸菌 |
Lactobacillus acidophilus ラクトバチルス アシドフィルス |
La-14 | 小桿菌 | 乳酸菌の1種 |
乳酸菌 |
Lactobacillus salivarious ラクトバチルス サルバリウス |
Ls-33 | 小桿菌 | 過敏な反応を穏やかにする |
乳酸菌 |
Lactobacillus casei ラクトバチルス カゼイ |
Lc-11 | 小桿菌 | チーズから発見された菌 |
ビフィズス菌 |
Bifidobacterium lactis ビフィルドバクテリウム ラクチス |
BI-04 | ビフィズス菌 | 他の種類のビフィズス菌よりも酸性の環境に強い |
ビフィズス菌 |
Bifidobacterium bifidum ビフィルドバクテリウム ビフィダム |
Bb-06 | 桿菌 | ビフィズス菌を代表する基準種 母乳乳幼児の糞便から発見された |
ビフィズス菌 |
Bifidobacterium longum ビフィルドバクテリウム ロンガム |
BI-05 | 桿菌 | 出生後の早い時期から高齢になるまで優勢的に棲息する珍しいタイプ 健康維持に役立つ |
市販のヨーグルトの中にも、BB536、L-92、R-1、LB-81などの記号を目にしますよね。
それぞれの菌類につけられた名前ですね。
PBアシストは、一度に6週類の乳酸菌やビフィズス菌が摂取できるようになっています。
プロバイオティクスとプレバイオティクス
最近、たまに耳にするプロバイオティクスとプレバイオティクス
プロバイオティクス(probiotics)とは、わかりやすく言えば「善玉菌」のことです。
1989年、イギリスの微生物学者Fllerにより「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に有益に働く生きた微生物」と定義されました。
プロバイオティクスとは、アンチバイオティクス(抗生物質)に対して提案された用語であり、共生を意味するプロバイオシス(probiosis、pro:共に、~のために、biosis:生きる)を語源としている。Fuller(1989)により「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に好影響を与える生きた微生物」と定義され、これが現在でも広く受け入れられている。プロバイオティクスの候補としては乳酸菌やビフィズス菌が有名だが、以下のような条件を満たすことが科学的に証明された特定の菌株に限り、プロバイオティクスと考えられている。
プロバイオティクス(probiotics)|用語集|腸内細菌学会公益財団法人 腸内細菌学会 用語集 プロバイオティクス(probiotics)
一方、プレバイオティクス(prebiotics)とは、「善玉菌の餌」のことです。
プレバイオティクスの代表には、乳酸菌が大好きな「オリゴ糖」です。
プレバイオティクスという言葉は、1994年のILSI Europe主催の「腸内菌叢:栄養と健康」と題するワークショップでGibsonとRoberfroidにより提唱され、翌年に彼らにより執筆された総説(Gibson GR, Roberfroid MB. 1995. Dietary modulation of the human colonic microbiota: introducing the concept of prebiotics. J Nutr 125:1401-1412)の中で詳細に説明されている。プレバイオティクスという用語は、有害な病原性細菌を抑制する抗生物質(antibiotics)に対して考案された。すなわち、プレバイオティクスは大腸内の特定の細菌の増殖および活性を選択的に変化させることより、宿主に有利な影響を与え、宿主の健康を改善する難消化性食品成分と定義した。
出展:腸内細菌学会
プレバイオティクス(prebiotics)|用語集|腸内細菌学会公益財団法人 腸内細菌学会 用語集 プレバイオティクス(prebiotics)
腸まで届く仕組み
PBアシストは、生きたまま腸まで届けるための工夫がされているんです。
それが、この緑色のカプセル
最初観たときは、すごい色だなって感じたのですが。
実はこの緑色のカプセルの中に白い錠剤が入っているんですね。二重構造になってるんです。
外側のカプセルの中に、プロバイオティクスとなる生菌を閉じ込めた白いカプセルが入っていて、その周りにプレバイオティクスとなるフラクトオリゴ糖(FOS)が入っているという構造なのです。
この二重構造になっているから、腸まで生きたまま届くということらしいです。
二重だから腸まで届くというのとは、あまり関係ないような気もしますが、ドテラのチラシでそう書かれてありますね。
余談ですが・・・・
もっと確実に生菌を腸内に届けたければ、ご飯食べた後にPBアシストを飲んで、さらに大量の水かお茶を飲めば、胃酸に解けずに小腸まで届く可能性が高まるかもですね。ただし、消化には大変悪いと思いますのでお勧めはしませんが・・・・
一般論ではありますが、食事中は、お茶や水分は、多く摂られないほうが体の消化には良いと思います。
腸内環境も多様性が大事
何事もそうだと思うのですが、多様性が一番良いと思います。
ですので、腸内環境を整えるということで、このPBアシストだけを年中服用するのではなくて、他の乳酸菌飲料や、ヨーグルト、サプリメント、それに手作りの糠漬け、味噌などの発酵食品を多く食べられることをおすすめします。
いろんな菌が相互に補完することで、良い腸内環境が整ってくるんだと思います。
その善玉菌の一つとして、PBアシスト利用されるとよいかと思います。
ただ、発酵食品がいいからと言って、スーパーで廉価で市販されているお漬物や味噌などは、やめたほうがいいですよ。
生きた菌が入っているのではなくて、保存のために防腐剤が入っていますからね。
防腐剤とは殺菌剤のことです。せっかくの菌を殺してしまうことにもなりかねません。
製品番号 60213152
製品名 PBアシスト+
会員価格 4,600円(税込)
参考小売価格 6,900円(税込)
PV 36.00
内容量 30粒
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